広島で就農を決意した二人が、海外でのブドウの研修も含めた、世界旅行に出ることにしました。
ロライマ山のトレッキングの日程は、5泊6日です。
まず1~3日目でテーブルマウンテンの上部まで登り、4日目に上部の散策、5、6日目に下山するという行程です。

私達のガイドを勤めてくれるのは、若干17歳のフェルナンド君。
今まで私達が色んなツアーに参加した中でも、最年少ガイドです!


<1日目>
歩行時間:4時間15分

朝10時頃、宿から車に乗り込んでサンタエレナ・デ・ウアイレンの町を出発しました。
トレッキングのスタート地点に着いたのは、12時過ぎ。
急いで昼食を食べ、トレッキングを開始します。

スタート地点から眺めたロライマ山。

a-IMG_4652.jpg

頂上は雲に覆われ、進行方向に雨雲が見えます。
エンジェルフォールに引き続き、雨模様。。

この日はキャンプ場まで平坦な道、と聞いていたのですが、小さなアップダウンの繰り返しで予想外に疲れます。
歩き始めてしばらくすると、ガイドのフェルナンドが遅れ始めました。
後で聞くと、彼は昨日サッカーの試合をしていて足を痛めてしまったのだとか。

おいおい、この先5日間大丈夫??


ともかく道はひたすら一本道なので、フェルナンドをおいて先に進みます。

そして案の定、雨が降り始めました。
強い雨ではないものの、これからの道中を思うと憂鬱になります。

しかし、そんな憂鬱なお天気が私達に見せてくれた、ご褒美の瞬間。

a-IMG_4675.jpg

一瞬雨が止んで、2重の虹が現れました。
こんなにも綺麗に見たのは初めてです。


その後も小雨の中歩き、トクキャンプサイトに到着。
キャンプ場では雨が上がり、ロライマ山の頂上が顔を出しました。

a-IMG_4710.jpg

テントを張って夕食を済ませると、もう辺りは真っ暗です。
空には若干の星が浮かび、テントの周りには蛍が飛び交い始めました。
ここはキャンプにもってこいの場所。

ただ一つ難点は、蚊のように肌を刺す、プリプリという虫がとっても多いこと。
こいつに指されると、蚊に指されたよりも長く痒みに苦しめられるのです。
ここに来る皆様、虫除けをお忘れなく!

電気も何もないキャンプ場では夜にすることが無いので、7時頃には就寝。
人間、何も無ければこんなにも長く寝られるものなのですね。


<2日目>
歩行時間:4時間50分

2日目はスタート直後に難所が待ち構えています。
それは橋のない川を渡ること。

トクキャンプサイトを出てすぐ、キャンプ場のすぐ下の川を渡ります。
靴を脱いで靴下だけになり、ズボンを膝まで捲り上げて渡ります。

ここは特に難なく通過。

問題は二本目の川です。
先ほどの川から歩いて30分程のところにもう一本の川があります。
こちらの川の方が水量が多く、流れも速いので一本目の川ほど簡単には行きません。

a-IMG_4707.jpg

一本目同様荷物を背負い、ズボンを捲り上げて突入したものの、水流の強さに途中で動けなくなってしまいました。

そこでガイドのフェルナンドが登場。
私達の荷物を引き取り、先に向こう岸へ運び、更に手を取って川を渡らせてくれました。
やっぱりガイドはこうでなくっちゃ!!

ちなみに下山時は更に水量が増えていて、荷物を持ったまま突入した健治は、見事に水没していました。
お気をつけて・・!


この日は初日より傾斜が増して、高度を800m上げます。
今回は食料も持参して登っているので、体力的にこたえます。
ロライマ山は徐々に近づいて来ているものの、まだまだ頂上は遥か上・・。

a-IMG_4722.jpg a-IMG_4729.jpg

くたくたになってようやくこの日のキャンプ地、ベースキャンプまで到着しました。

a-IMG_4738.jpg

え、このボロ小屋がベースキャンプ??

そうなのです、まさしくここはベースキャンプ。
雨が降るとものすごく雨漏りがして、小屋の足元は沼地のようです。

川の無い橋と言い、このキャンプ場と言い、世界に誇る国立公園なのだから、もっと整備に力を入れて欲しいものです。。


ベースキャンプから見上げるロライマ山。

a-IMG_4733.jpg

明日登頂するとは思えない、絶壁が目の前にあります。
一体どこを登るのか見当がつきません。

いよいよ明日挑戦です!


<3日目>
歩行時間:4時間30分

予想はしていましたが・・。
この日の傾斜はすごかった。

急な岩場をひたすら登ります。
傾斜具合、伝わりますか?

a-IMG_4753.jpg

足だけでなく両手も使って、両手両足で登って行きます。

2時間程登り続けると、ロライマの山を取り囲む、あの崖まで辿り着きました。
さてこの後どうやってこの垂直な壁を登るのか?


この後崖に沿って登ったり下ったりを繰り返し始めました。
そして1時間程行くと、最後の難所が姿を現しました。

行く手を遮る滝。

a-IMG_4781.jpg

全然道に見えません。。

これこそがロライマ登山の最も恐ろしいポイントです。
滝の真下をくぐり、岩がごろごろと転がる場所を登らなくてはならないのです。

怖いけれど登るしかない。
恐る恐る登ること約1時間。
滝も無事くぐり抜け、テーブルマウンテンの上部に辿り着きました。

そこから大きな岩の間の道なき道を進み、ようやくキャンプ場に到着しました。
全身ずぶ濡れ、靴の中までびしょびしょです。

辿り着いたキャンプ場は、その名も「ホテルインディア」。
しかしもちろんホテルなどありません。
奥行きの浅い洞窟のようなところで、そこの狭いスペースにテントを張りました。

a-IMG_4805.jpg

そこからの眺め。

a-IMG_4802.jpg

ロライマ山のお隣にそびえるクケナンというテーブルマウンテンと、麓の景色が見渡せる場所です。
なんとかここまで辿り着き、ほっと一息。

あとは天気が良くなるのを祈るのみ・・。

[2012/06/20 05:31] | ベネズエラ
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