バジェスタス島観光を終え、次なる目的地クスコへ向かって行きました。
イカまでは順調に行き、そこからクスコに向かうバスに乗り換えました。。
ペルーはバス会社によって値段の差が激しいです。イカではすぐに出発できて一番安い会社がちょうどあったので、それに乗りました。会社名はエテクサ。これが失敗でした。
途上国でよく渋滞や事故、道路の崩壊等で、目的地に遅れることはよくあります。
当初聞いていたのは昼の3時出発で15時間の予定。
今回も途中で、がけ崩れが起きていて、渋滞が起こっていました。
そして問題は夜中の9時過ぎ。いきなり多くの乗客がすごい叫び始めました。
言葉がわからないので、事態が飲み込めずにいると、バスが急に止まりました。きづくと客席に焦げた臭いが充満しています。
何が起こったのかと辺りを見回すと、あまり異常がないように見えました。
多くの乗客が外に出て行ったので、ある乗客がトイレをしたくて騒いで止めただけで、焦げた臭いは、外で何かが燃えているから臭いと思いました。
私もトイレをしたくなったの外に行きました。
空を見ると、標高が高いのか、星がすごい綺麗でした。
そしてバスの後部を見ると唖然としました。
後部の右側のタイヤが訳わからなくなっているのです。
パンクではなく、明らかに溶けている。
何故こうなったのか。なぜこうも綺麗に溶けているのか。隣のタイヤへの影響は?そもそも走れるのか?
納得できない状況に、いろいろ考えてしまいます。 運転手も真剣な表情で治しています。
乗客の心配をよそに、ドライバーは慣れた手つきでタイヤを交換し、見事に何も無かったかのように、走り出しました。
そして次は夜中の3時ごろ。
また乗客が叫び始めました。案の定、車は止まりました。ドライバーが外側右後ろに向かった音がしました。
おそらくさっきと同じような事故なのでしょう。
今回は2回目だったし、眠たかったので、私達も他の乗客もほとんど外に降りません。薄情ですが、外が寒いのです。
ドライバー達だけで治してました。
そしてまた走り出し始めます。根本的な修理をしていないはずなので、もう一度同じ事故になるはずと心配しながらも、ウトウトしてしまいました。
このウトウトしている間、4時か5時ごろなのですが、ニワトリがすごい鳴いてうるさかったのです。当初走っているこの地域は、ニワトリが多いなと感心していました。
ただふと気づいたのは、昨日ある乗客がニワトリ2匹ぐらい入った籠10個ほど、バスの下の荷物室に入れていたのです。
うるさいニワトリの鳴き声は実は外ではなく、バスの内側で延々と鳴いていたのです。
泣き声から逃れることができない。それから眠ることは諦めました。
太陽が昇り目覚めると、気づいたのが超ノロノロ運転。事故を気遣いながら走っているのです。
代替バスが運行されるわけでもなく、このバスと共に目的地に行くしかないのです。
この状況、乗客もかわいそうですが、こんな整備された車を渡されたドライバーも被害者です。
そして朝8時ごろになんだか整備工場に横付けて止まりました。
「30分で直すから、朝飯を食べてきて」とのこと。乗客を乗せたまま、整備工場に行くとは、よほどです。
事態は深刻。こんな事故、絶対30分で直るわけがないと思っていました。そして他の現地人の乗客は早く行けと猛抗議。
しかし何箇所か溶接を行い、本当に30分以内で直していました。
この後、普通にスピードを出して走っていたので、確かに直ったのでしょう。しかし、バスの下から変な音が新たにしだしたので、不安は抱えたまま。
なんとか、14時にクスコに到着。9時間遅れです。酷いと思うけれど、事故がなくて本当に良かったです。
追記
リュックをバスの下の荷物室から出して、バスターミナルで一服していると、陽子の手に緑色の物体が付着していました。
よく見るとリュックにも付着しており、何かと考えを巡らすと、答えは一つ。ニワトリの糞!!!
朝、あれだけ騒いでいた鶏も、到着間際には22時間の旅で疲れたのかおとなしかったのですが、たくさん糞をして籠から漏れていたのです。この旅、陽子はよく糞に縁があります。
嫌な事は重なるものです。
イカまでは順調に行き、そこからクスコに向かうバスに乗り換えました。。
ペルーはバス会社によって値段の差が激しいです。イカではすぐに出発できて一番安い会社がちょうどあったので、それに乗りました。会社名はエテクサ。これが失敗でした。
途上国でよく渋滞や事故、道路の崩壊等で、目的地に遅れることはよくあります。
当初聞いていたのは昼の3時出発で15時間の予定。
今回も途中で、がけ崩れが起きていて、渋滞が起こっていました。
そして問題は夜中の9時過ぎ。いきなり多くの乗客がすごい叫び始めました。
言葉がわからないので、事態が飲み込めずにいると、バスが急に止まりました。きづくと客席に焦げた臭いが充満しています。
何が起こったのかと辺りを見回すと、あまり異常がないように見えました。
多くの乗客が外に出て行ったので、ある乗客がトイレをしたくて騒いで止めただけで、焦げた臭いは、外で何かが燃えているから臭いと思いました。
私もトイレをしたくなったの外に行きました。
空を見ると、標高が高いのか、星がすごい綺麗でした。
そしてバスの後部を見ると唖然としました。
後部の右側のタイヤが訳わからなくなっているのです。
パンクではなく、明らかに溶けている。
何故こうなったのか。なぜこうも綺麗に溶けているのか。隣のタイヤへの影響は?そもそも走れるのか?
納得できない状況に、いろいろ考えてしまいます。 運転手も真剣な表情で治しています。
乗客の心配をよそに、ドライバーは慣れた手つきでタイヤを交換し、見事に何も無かったかのように、走り出しました。
そして次は夜中の3時ごろ。
また乗客が叫び始めました。案の定、車は止まりました。ドライバーが外側右後ろに向かった音がしました。
おそらくさっきと同じような事故なのでしょう。
今回は2回目だったし、眠たかったので、私達も他の乗客もほとんど外に降りません。薄情ですが、外が寒いのです。
ドライバー達だけで治してました。
そしてまた走り出し始めます。根本的な修理をしていないはずなので、もう一度同じ事故になるはずと心配しながらも、ウトウトしてしまいました。
このウトウトしている間、4時か5時ごろなのですが、ニワトリがすごい鳴いてうるさかったのです。当初走っているこの地域は、ニワトリが多いなと感心していました。
ただふと気づいたのは、昨日ある乗客がニワトリ2匹ぐらい入った籠10個ほど、バスの下の荷物室に入れていたのです。
うるさいニワトリの鳴き声は実は外ではなく、バスの内側で延々と鳴いていたのです。
泣き声から逃れることができない。それから眠ることは諦めました。
太陽が昇り目覚めると、気づいたのが超ノロノロ運転。事故を気遣いながら走っているのです。
代替バスが運行されるわけでもなく、このバスと共に目的地に行くしかないのです。
この状況、乗客もかわいそうですが、こんな整備された車を渡されたドライバーも被害者です。
そして朝8時ごろになんだか整備工場に横付けて止まりました。
「30分で直すから、朝飯を食べてきて」とのこと。乗客を乗せたまま、整備工場に行くとは、よほどです。
事態は深刻。こんな事故、絶対30分で直るわけがないと思っていました。そして他の現地人の乗客は早く行けと猛抗議。
しかし何箇所か溶接を行い、本当に30分以内で直していました。
この後、普通にスピードを出して走っていたので、確かに直ったのでしょう。しかし、バスの下から変な音が新たにしだしたので、不安は抱えたまま。
なんとか、14時にクスコに到着。9時間遅れです。酷いと思うけれど、事故がなくて本当に良かったです。
追記
リュックをバスの下の荷物室から出して、バスターミナルで一服していると、陽子の手に緑色の物体が付着していました。
よく見るとリュックにも付着しており、何かと考えを巡らすと、答えは一つ。ニワトリの糞!!!
朝、あれだけ騒いでいた鶏も、到着間際には22時間の旅で疲れたのかおとなしかったのですが、たくさん糞をして籠から漏れていたのです。この旅、陽子はよく糞に縁があります。
嫌な事は重なるものです。
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すげ~
梶田 こういう世界なんですね・・・
鶏の糞に動じなくなった奥さん・・・たくましくなりましたね。
陽子 本当にこのバスは今回の旅行中でも記憶に残るバスでした・・。そして最後にとどめの鳥の糞。
テンションはガタ落ちでしたよ↓。
梶田 こういう世界なんですね・・・
鶏の糞に動じなくなった奥さん・・・たくましくなりましたね。
陽子 本当にこのバスは今回の旅行中でも記憶に残るバスでした・・。そして最後にとどめの鳥の糞。
テンションはガタ落ちでしたよ↓。
この記事へのコメント:
こういう世界なんですね・・・
鶏の糞に動じなくなった奥さん・・・たくましくなりましたね。
鶏の糞に動じなくなった奥さん・・・たくましくなりましたね。
2012/06/29(Fri) 08:11 | URL | 梶田 #-[ 編集]
本当にこのバスは今回の旅行中でも記憶に残るバスでした・・。そして最後にとどめの鳥の糞。
テンションはガタ落ちでしたよ↓。
テンションはガタ落ちでしたよ↓。
2012/07/05(Thu) 11:54 | URL | 陽子 #-[ 編集]
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